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東京二期会 オペラ「魔弾の射手」 [オペラぁ!]

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東京二期会の「魔弾の射手」公演。
10年前の2008年には新国立劇場での上演がありましたが、↓
https://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2008-04-12
今回はペーター・コンヴィチュニーの演出。

森の射撃大会で優勝すると恋仲の娘アガーテと結婚出来る狩人マックスですが、
調子が上がらず、仲間のカスパールを通じて悪魔と取引してしまい、
大会では優勝するものの最後にアガーテを撃ってしまいます。
ところが,
隠者のおかげで死んだはずのアガーテが息を吹き返してマックスを結ばれる、
という、なんだそれ的な物語。

大胆な読み替えが得意なペーター・コンヴィチュニーの演出ですが、
今回、大きな読み替えはなく抽象的な舞台設定。
幾何学的な装置と鮮やかな照明でイリュージョンの効果をあげています。
その他、悪魔のザミエル役に宝塚俳優の大和悠河を起用したり、
ヴィオラのソリストを舞台上に上げて歌手と絡めたりして、
観客を飽きさせません。

歌手ではアガーテ役の嘉目真木子がいい。
そもそも繊細なソプラノ独唱が多いところで、
美しい歌声を十分に聴かせました。

あとは、
カスパールが「ザーミエル!ザーミエル!」と悪魔役の宝塚美女を連呼する声が、
印象的で耳に残りました。

読売東京交響楽団を指揮したアレホ・ペレスは、
タイトな指揮で弦楽がぴったりついて行く感じには爽快感があります。
管楽器が多少はずしても気になりません。

この上演では歌はドイツ語でセリフは日本語なので、
芝居的に会話をたのしめます。
また、
左右の日本語字幕の他に上部に英語の字幕が付いていました。
これは海外から来ている人たちにはとても価値があったと思います。
国際観光都市をうたう東京で、
やっと英語でチケットが取れるようになりましたが、
字幕の問題が残っていました。
私たちが海外へ行った時の英語の字幕はとても有難いので、
やっと日本も追いついて来たか、との想いです。
新国立劇場ではなく二期会の方が先というのも何だか頼もしいです。


2018年7月18日 東京二期会 オペラ「魔弾の射手」
 
DER FREISCHÜTZ Music by CARL MARIA von WEBER
指揮:アレホ・ペレス (Alejo PEREZ )
演出:ペーター・コンヴィチュニー (Peter KONWITSCHNY )
会場:東京文化会館
 
舞台美術:ガブリエーレ・ケルブル (Gabriele KOERBL )
照明:ハンス・トェルステデ (Hans TOELSTEDE )
演出補:ペトラ・ミュラー (Petra MÜLLER )
 
合唱指揮:増田宏昭
演出助手:太田麻衣子 木川田直聡
舞台監督:幸泉浩司
公演監督:多田羅迪夫
 
キャスト
オットカール侯爵 :大沼 徹
クーノー :米谷毅彦
アガーテ :嘉目真木子
エンヒェン :冨平安希子
カスパール :清水宏樹
マックス :片寄純也
隠者 :金子宏
キリアン :石崎秀和
 
ザミエル :大和悠河
ヴィオラ・ソロ :C
 
合唱: 二期会合唱団
管弦楽: 読売日本交響楽団

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