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新国立劇場 オペラ「神々の黄昏」 [オペラぁ!]

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新国立劇場のワーグナーのニーベルンの指環はゲッツ・フリードリヒの演出。
今回は4部作の第4作「神々の黄昏」、
前回第3作の「ジークフリート」は今年6月の公演でした。
公演レビューはこちら↓
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2017-06-02

全編15時間に及ぶ楽劇の最終章。
公演2日目の平日にもかかわらず客席はほぼ満員、
このプロダクション、徐々に人気が高まってきているのでしょうか?

ゲッツ・フリードリヒの黒を基調とした抽象演出は、
ストーリーは分かりやすいですが、
視覚的には以前のキース・ウォーナー演出のスタイリッシュな舞台の方が、
見応えがあります。

今回ジークフリートを歌ったのは前回と同じステファン・グールド、
衣装も同じ愛嬌のあるオーバーオール姿で強靭な喉を披露しました。

ブリュンヒルデ役はペトラ・ラング。
ワルキューレではイレーネ・テオリン、ジークフリートではリカルダ・メルベートと、
毎回変わっていますが、ペトラ・ラングが一番自然な感じです。

今回良かったのはハーゲン役のアルベルト・ペーゼンドルファー。
その巨体から発する中低音はささやきさえも突き刺さってくるような存在感です。

そしてヴァルトラウテ役のヴァルトラウト・マイヤー。
ブリュンヒルデをヴォータンの元へ連れ戻しにくる役ですが、
役柄と曲もいいのか、しっとりとした歌声で、
もっと聴かせて欲しいと思わせる声でした。

また「神々の黄昏」では多勢の男性合唱も加わり、
最終章に相応しい盛り上がりを見せました。

今回は演奏が読売日本交響楽団で新国立劇場は初めてとの事でしたが、
指揮の飯守泰次郎とはワーグナーオペラの実績もあり、
ピットからはみ出しそうな大人数のオーケストラも熱気を帯びていました。
そして、
45分に及ぶ長い幕間に調弦をかねたハーブがほとんど人のいない客席に、
澄んだ音色を響かせていたのが心に残りました。


2017年10月4日 新国立劇場 オペラ「神々の黄昏」
Der Ring des Nibelungen Dritter Tag "Götterdämmerung"(Twilight of the Gods)
 
スタッフ
指揮 : 飯守泰次郎
演出 : ゲッツ・フリードリヒ(Götz FRIEDRICH)
美術・衣裳 : ゴットフリート・ピルツ(Gottfried PILZ)
照明 : キンモ・ルスケラ(Kimmo RUSKELA)
演出補 : アンナ・ケロ(Anna KELO)
舞台監督 : 村田健輔
 
キャスト
ジークフリート : ステファン・グールド(Stephen GOULD)
ブリュンヒルデ : ペトラ・ラング(Petra LANG)
アルベリヒ : 島村武男
グンター : アントン・ケレミチェフ(Anton KEREMIDTCHIEV)
ハーゲン : アルベルト・ペーゼンドルファー(Albert PESENDORFER)
グートルーネ : 安藤赴美子
ヴァルトラウテ : ヴァルトラウト・マイヤー(Waltraud MEIER)
ヴォークリンデ : 増田のり子
ヴェルグンデ : 加納悦子
フロスヒルデ : 田村由貴絵
第一のノルン : 竹本節子
第二のノルン : 池田香織
第三のノルン : 橋爪ゆか
合唱指揮 : 三澤洋史
合唱 : 新国立劇場合唱団/二期会合唱団
管弦楽 : 読売日本交響楽団
 
協力 : 日本ワーグナー協会
芸術監督 : 飯守泰次郎

タグ:ワーグナー
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