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新国立劇場 オペラ「オテロ」 [オペラぁ!]

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新国立劇場のオテロ公演は2012年の再演以来3度目。
2012年の公演レビューはこちら↓
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2012-04-11

ヴェネチアの路地と運河が交錯する迷路のような街並を再現した、
マリオ・マルトーネ演出の舞台は、
完成度の高い舞台美術で何度観ても飽きる事がありません。

幕開けのオテロ登場は客席下手からピットに掛かったブリッジを渡って、
舞台に上がりましたが、前回まではなかった演出のようです。
造り込まれた中世の街並に、
鉄骨のブリッジはちょっと違和感がありました。

今回シェークスピアの戯曲を改めて読んでみましたが、
原作に忠実ながら、
登場人物の役柄を際立った良く出来た台本に、
美しいアリアと心情を表現する効果的な音楽で、
よりドラマチックな作品になっていて、
改めてヴェルディの傑作だと再認識しました。

指揮のパオロ・カリニャーニは出だしからオーケストラを大音量で鳴らし、
コーラスも負けないぐらいの力強さで対峙し、
一気に聴衆を舞台に引き込んでしまいました。

今回オテロの妻デズデーモナ役を歌ったのはイタリアのセレーナ・ファルノッキア。
繊細なソプラノも美しいですが、
厚く深みのある中低音が素晴らしく、
無実で夫に絞め殺される理不尽を受け入れられる、
強い女性の潔さのようなものが十分に引き出されていました。
 

2017年4月12日 新国立劇場 オペラ「オテロ」 
スタッフ
【指 揮】パオロ・カリニャーニ(Paolo CARIGNANI)
【演 出】マリオ・マルトーネ(Mario MARTONE)
【美 術】マルゲリータ・パッリ(Margherita PALLI)
【衣 裳】ウルスラ・パーツァック(Ursula PATZAK)
【照 明】川口雅弘
【再演演出】菊池裕美子
【舞台監督】大澤裕

キャスト
【オテロ】カルロ・ヴェントレ(Carlo VENTRE)
【デズデーモナ】セレーナ・ファルノッキア(Serena FARNOCCHIA)
【イアーゴ】ウラディーミル・ストヤノフ(Vladimir STOYANOV )
【ロドヴィーコ】妻屋秀和
【カッシオ】与儀巧
【エミーリア】清水華澄
【ロデリーゴ】村上敏明
【モンターノ】伊藤貴之
【伝 令】タン・ジュンボ

【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】世田谷ジュニア合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

タグ:ヴェルディ
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