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新国立劇場 オペラ「カルメン」 [オペラぁ!]

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新国立劇場の「カルメン」公演は2007年の初演以来3年ぶり4度目、
2014年公演のレビューはこちら↓
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2014-01-30

3年周期の短いサイクルでの上演ですが、
公演初日という事もあってか客席は老若男女でほぼ満席、
演目の人気を伺わせます。

演出についてはこれまで散々書いてきましたが、
一新して新制作とはなかなかならないようです。
酒場のシーンを見ても、
「ちょっと物足りないから手前に空瓶でも並べておこうか。」
のようなノリはかえって舞台を白けさせます。

東京交響楽団を指揮したイヴ・アベルは、
登壇後、拍手が納まるのも待たず、
闘牛並みの勢いと緊張感でオーケストラを引っ張り、
コーラスもオーケストラと張り合うような迫力で、
舞台は盛り上がります。

楽しみは毎回変わる歌手陣ですが、
歌に加えて大いに演技が求められるだけに、
このカルメンほど歌う人によって印象が変わる演目も少ないように思います。
声や容姿に好き嫌いはあっても印象に残るか残らないかは別物で、
3年前の舞台での鼻に掛かった歌声の妖艶なカルメンは、
当時は全く気にしていなかったのですが、
なぜか今でも強く印象に残っています。
今回のカルメンは、メゾソプラノのエレーナ・マクシモワ。
艶やかながらも重量感のある歌声で強気女を表現しますが、
演技が上品すぎて少し迫力が足りない感じでした。
ミカエラ役はソプラノの砂川涼子。
昨年4月の「ウェルテル」公演でもエレーナ・マクシモワと共演していますが、
この人はラ・ボエームのミミもいいけどミカエラもいいですね。
もう、けなげで涙が出そうです。
ストーリー上もミカエラがつつましくするほど舞台はドラマチックになります、
「ホセ!そんなアバズレのカルメンに振り回されてる場合か!」って。

今年はどうやら日本はカルメンイヤーのようで、
2月には藤原歌劇団公演、3月には小澤征爾音楽塾公演がります。
「オレッ!」

2017年1月19日 新国立劇場 オペラ「カルメン」

スタッフ
【指 揮】イヴ・アベル(Yves ABEL)
【演 出】鵜山仁
【美 術】島 次郎
【衣 裳】緒方規矩子
【照 明】沢田祐二
【振 付】石井潤
【再演演出】澤田康子
【舞台監督】斉藤美穂

キャスト
【カルメン】エレーナ・マクシモワ(Elena MAXIMOVA)
【ドン・ホセ】マッシモ・ジョルダーノ(Massimo GIORDANO)
【エスカミーリョ】ガボール・ブレッツ(Gábor BRETZ)
【ミカエラ】砂川涼子
【スニガ】妻屋秀和
【モラレス】星野淳
【ダンカイロ】北川辰彦
【レメンダード】村上公太
【フラスキータ】日比野幸
【メルセデス】金子美香

【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】TOKYO FM 少年合唱団
【ダンサー】新国立劇場バレエ団
【管弦楽】東京交響楽団

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dezire

こんにちは、
私もオペラ『カルメン』を見てきましたので、詳しい鑑賞レポートを読ませていただき、『カルメン』の舞台の感動が甦って来ました。オペラ『カルメン』はスペイン的な異国情緒あふれる音楽や舞台の雰囲気が素敵で、この雰囲気に浸る喜びに魅了されますね。ルメンは魔性の女ではありますが、自由を尊重する生活スタイルに絶対の信念を持って生きており、自分の人生に決して妥協せず、自分を愛しているホセを捨てて逃げたりせず、危険を覚悟でホセと向き合うある種の誠実さともいえる魅力を感じました。

私はオペラ『カルメン』の舞台を観て、このオペラの音楽的な魅力を中心にレポートしてみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。




by dezire (2017-02-02 13:18) 

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