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東京二期会 オペラ「パルジファル」 [オペラぁ!]

untitled.JPG二期会創立60周年記念公演の「パルジファル」
入場時に配られた1967年の15周年公演対訳本を見ると、
当時の指揮者は日本が誇った若杉弘。
そして45年を経て今回は日本を代表する名指揮者、
飯守泰次郎が同じく読売日本交響楽団を指揮しました。

「パルジファル」と言えば、
2010年にもここ東京文化会館で演奏会形式の上演がありました。
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2010-04-03


5時間を越える内容にもかかわらず、
演奏だけでも十分に美しい音楽を楽しめた記憶がありますが、
やはり舞台になると俄然迫力が増します。

そして今回のクラウス・グートの演出、
回り舞台で次々とシーンが展開していきます。
切れ目のないワーグナーの音楽との相性も良く、
転回する舞台を人が歩きながら、照明効果を上手く利用して進行します。

適度に洋式ばったセンスの良い城内は3つに仕切った空間が2層で構成され、
それぞれがドアや階段でつながっています。
当初聖槍で傷ついた王が水浴する場所は病院のように寝台が並べられ、
病んだ人々が収容されている様子は、
世に病んだ人々の象徴か?敵に魔法をかけられたものか?
美しい音楽と次々に転回する舞台、更にその舞台全面に映像をかぶせて、
舞台に厚みを持たせようとする意図なのか理解不能。
魔法による花園は人工芝で表され、こちらも事前の作品理解がないと・・・?
また、ちょっと気になる字幕の字が小さく薄くて読みづらく、
総括するとちょっと消化不良気味、もう一度観て見たい気もします。

オールジャパンの歌手陣は大健闘で、
クンドリ役を歌った橋爪ゆかは野性味たっぷり。
随所に挟まれる繊細な女声コーラスは舞台を上品に彩っていました。


2012年9月13日 東京二期会 オペラ「パルジファル」

台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー
会場:東京文化会館 大ホール
バルセロナ・リセウ大劇場とチューリッヒ歌劇場との共同制作
スタッフ
指揮: 飯守泰次郎
演出: クラウス・グート(Claus GUTH)
美術: クリスチャン・シュミット (Christian SCHMIDT)
照明: ユルゲン・ホフマン (Jürgen HOFFMANN)
映像: アンディ・A・ミュラー (Andi A. MÜLLER)
振付: フォルカー・ミシェル(Volker MICHL) 
演出助手: 家田 淳、太田麻衣子
合唱指揮: 安部克彦 
舞台監督: 大仁田雅彦
公演監督: 曽我榮子

キャスト
アムフォルタス : 黒田博
ティトゥレル : 小田川哲也
グルネマンツ : 小鉄和広
パルジファル : 福井敬
クリングゾル : 泉良平
クンドリ : 橋爪ゆか
2人の聖杯守護の騎士 : 加茂下稔・北川辰彦
4人の小姓 : 渡海千津子・ 遠藤千寿子・ 森田有生・ 伊藤潤
6人の花の乙女たち : 青木雪子・坂井田真実子・ 岩田真奈・鈴木麻里子・磯地美樹・小林紗季

合唱 : 二期会合唱団
管弦楽 : 読売日本交響楽団

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