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東京二期会 オペラ「タンホイザー」 [オペラぁ!]

thr.JPG東京二期会の「タンホイザー」。
ミヒャエル・ハンペの演出は、
サンディエゴ・オペラのプロダクションらしい。

幕開けは雲に霞む官能の女神が住むベーヌスブルク。
霧をはらむダンサーたちの肉感的な踊りが、
聴衆をも悦楽の世界へ誘い、
中世を再現した原作に忠実な演出で、
ワーグナーの作品世界に引き込みます。

天上の歓楽の日々を送った主人公タンホイザーが、
郷愁に駆られ戻った故郷も、
ベーヌスブルクと同じ舞台で背景に山々を映し出す事で山間の岩陰へと転回します。
第1幕と3幕はそんな幻想的な舞台が演出されますが、
第2幕の領主の居城がハリボテでちょっと残念。

ダブルキャストの初日、
存在感を発揮したのはベーヌス役の並河寿美。
あのだだっ広い神奈川県民ホールでしかも浅いピットでオーケストラが大きく響く中、
訴えるような感情のこもった声を会場に響かせました。

厚いコーラスと合わせて、
全編を通して神秘的な弦楽のうねりが支配したタンホイザーの音楽。
「ウワァン・ウワァン」とうなる序曲から始まって、
エンディングは「キュル・キュル・キュル・キュル・・・」の高潮で達するカタルシス。
これはクセになります。


2012年3月24日 東京二期会 オペラ「タンホイザー」

台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー
TANNHÄUSER Music & Libretto by RICHARD WAGNER

指揮: 沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
演出: ミヒャエル・ハンペ (Michael HAMPE)
演出補: クトゥーラ・スティッキャン(Keturah Stickann)
舞台装置・映像デザイン: ギュンター・シュナイダー=ジームセン
ジェームズ・ムルダー
アレクサンダー・シュナイダー=ジームセン
衣裳デザイン: ウォルター・マホーニー

タンホイザー舞台装置製作: サンディエゴ・オペラ・シーニック・スタジオ
照明: マリー・バレット
舞台監督: 八木清市

キャスト
ヘルマン : 大澤建
エリーザベト : 佐々木典子
タンホイザー  : 水口聡
ヴォルフラム : 大島幾雄
ヴァルター : 岡田尚之
ハインリヒ : 大野光彦
ビテロルフ : 加賀清孝
ラインマル : 鹿野由之
ヴェーヌス : 並河寿美
牧童 : 福永修子
4人の小姓 : 岩川亮子、栗原未和、田中千佳子、本田華奈子

合唱: びわ湖ホール声楽アンサンブル、二期会合唱団
管弦楽: 神奈川フィルハーモニー管弦楽団


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