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藤原歌劇団 オペラ「 カプレーティ家とモンテッキ家」 [オペラぁ!]

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藤原歌劇団の「 カプレーティ家とモンテッキ家」公演。
ベッリーニ作曲のオペラですが、ロミオとジュリエットの物語、

シェークスピアも戯曲していますが、
実際に対立していた家系を元にした地方の民話がベースになっています。

実在するジュリエットのバルコニーは出て来ませんが、
家系に翻弄される悲恋の物語はシェークスピアのものと同じです。
ベッリーニのオペラでは、
ジュリエットはソプラノですが、
相手のロミオ役はメゾソプラノの女声で、
何だか宝塚のオペラ公演のよう。
女性が演じる事で凛々しさが際立ちます。

そのロミオを歌ったのは鳥木弥生。
小柄ながら精悍な風貌がいかにも宝塚風、
テノールとの掛け合いはなかなか緊張感がありましたが、
さすがに男声の重量感には残念ながら及びませんでした。

代わってソプラノのジュリエット役の光岡暁恵は、
透明感のある歌声と絶妙なビブラートで、
恋する人を想う気持ちと父親に対する愛情の狭間で揺れる繊細な心情を、
繊細に表現しました。

演出は藤原歌劇団御用達の松本重孝。
2日間公演のための舞台なので、
費用を掛けずに安普請にならず変化を持たせる工夫をしています。
勾配のある床にモノトーンの大小の角柱をシーンによって配置を変え、
奥舞台へ向かう階段を使って立体的に奥行感を出します。
照明にもうひと工夫あれば更にいい舞台になっていたと思います。

東京フィルハーモニー交響楽団を指揮したのは山下一史。
初めて聴きましたが、
代表作「ノルマ」に通じるベッリーニの美しく流れるような旋律を、
十分に堪能出来ました。

2016年9月11日 藤原歌劇団 オペラ「 カプレーティ家とモンテッキ家」

作曲:ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
指揮  : 山下一史

演出  : 松本重孝  
会場:新国立劇場

CAST
ロメオ  : 鳥木弥生  
ジュリエッタ  : 光岡暁恵  
カペッリオ :  豊島雄一  
テバルド  : 所谷直生  
ロレンツォ :  坂本伸司  

合唱:藤原歌劇団合唱部
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

STAFF
合唱指揮:須藤桂司
美術:荒田 良
衣裳:前岡直子
照明:山口 暁
舞台監督:菅原多敢弘
副指揮:小屋敷眞、髙橋勇太
演出助手:奥野浩子
総監督 : 折江忠道

タグ:ベッリーニ
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